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しん平和島クリニック

各種症状について(よく相談される症状)

各種症状

咳が止まらない

皆さんは風邪をひいたことはありますか?
恐らく、ほぼ100%の人が風邪になった事があると回答されるでしょう。しかし、一言で風邪と言っても、感冒症候群、咽頭炎、喉頭炎、胃腸炎など、多種多様です。
咳が出るということは、肺の奥から体外に出してしまいたい何か(細菌やウイルス等)がある場合が多く、これが気管支炎や肺炎の状態の一つです。咳が出る場合、咳止めは飲まない方が良いとされているのも、これが理由です。しかし、当院では仕事内容など(特に、人前で話したりする仕事や、咳をしていると好ましくない職業など)によっては咳止めを飲んだ方が良いとも考えております。

ご自身の免疫力だけでも、多くの場合はゆっくりと快方に向かうとは思いますが、なかなか咳が治まらない時には治療したほうが良い場合があります。

感冒後咳嗽症候群といって、風邪のあとに咳だけが止まらない症候群があります。これなら何も治療せずとも、そのうち治ることが多いですが、咳喘息や百日咳、肺結核などだと非常に厄介です。花粉症や温度差などによるアレルギーが原因の場合もあります。

咳喘息は放っておくと本格的な気管支喘息に移行する場合もありますし、百日咳や肺結核は治療しなければ他人にどんどんうつしてしまう、感染源になりかねません。

1週間以上続いている咳があるときには、診察・検査をした方がよいと思います。
薬を試してみて、それが効いたかどうかという情報も非常に重要になります。
特に咳喘息は経験のない医師ですと見逃されることもありますので、ご注意ください。

アトピー咳嗽など、アレルギーが原因の場合もあります。
アレルギー検査は自費となる場合がありますので、詳しくは診察時にお尋ねください。


睡眠時無呼吸症候群

疲労感だけでなく、高血圧などにも関係があり、循環器疾患とも無関係ではありません。
日本人は顎が小さめなため、肥満でなくても睡眠時無呼吸となっている場合もあります。
体重が軽めであったり、年齢が若くても、疲れやすい方などは一度ご相談ください。
疲れが寝ても取れない、昼に眠くなることがあるなどの症状がある場合など、当院では保険をつかい、ご自宅で検査できる体制を整えておりますので、お気軽にご相談ください。
在宅酸素療法や、CPAPによる治療も当院でおこなっております。
当院で治療できないものに関しては適切な医療機関をご紹介いたします。


めまい

めまい・立ちくらみ・ふらつきを自覚するものの、きっと貧血だろうと放置している方、たくさんいます。
めまいについて正しく知っておくことをおすすめします。原因は非常に多く、医師以外に判別は不可能です。

ざっくり分類すると、
1.脳に何か異常がある場合
2.耳に何か異常がある場合
3.心臓に何か異常があったり、貧血や糖尿病などがある場合
4.その他

当院では、1~4のどれに当てはまるのか、診察・検査を行います。
1が疑われる場合、専門医へ急ぎ紹介する場合と、CT・MRIのみ他院(東京・銀座・武蔵小杉・横浜)で施行してもらい、その後専門医もしくは当院で加療していきます。
2が疑われる場合、専門医へ紹介致します。
3,4については、当院では心電図・心臓超音波検査・採血検査・レントゲン検査等を行い、内服加療をしていきます。
いずれの場合でも、診察した上で専門医への紹介等を含めて、相談しながら適切に対応致します。

最近、ホームページ等で独学し、眩暈には回転性や浮動性があって云々と自己診断される方もいらっしゃり、最初から専門医で治療した方が良いと考えてご自分で耳鼻咽喉科や脳神経外科へ受診する方も多いです。
あくまでも患者さんご自身で決断されることですが、その症状は本当にめまいですか?立ちくらみやふらつきではないですか?

信頼する主治医がいない場合はそれでも良いと思いますが、独学された方よりも医師の診察を受けた方が上記の振り分けもスムーズだと思います。

どうしても自己判断したい方は、めまいの他に、
ひどい頭痛と吐き気がある、手足が動かない等⇒脳神経外科
耳が聞こえない・詰まった⇒耳鼻咽喉科
等を参考にしてください。
自信が無い場合は信頼する主治医か、当院でご相談ください。


胃が痛い

みぞおちの奥が痛いとき、胃が痛いという人が非常に多いです。

胃炎や胃潰瘍は触診と採血検査だけでは診断は難しく、超音波検査も併用したり、診断的治療といって、おそらく胃炎や胃潰瘍だろうという予測で内服治療を開始し、改善しない場合は他の疾患かもしれないと考えていくことも多いです。内服薬をいくつか試してみても改善しない場合は内視鏡検査が必要な場合もあります。

胃が痛い場合、注意しなければならないことがあります。それは、胃以外が原因でみぞおちが痛くなる場合も多いということです。

一番否定しておきたいことの一つに、心筋梗塞があります。
心筋梗塞というと高齢者の病気というイメージがあるかも知れませんが、10代や20代でも心筋梗塞となってしまった例はあります。
その他、胆石症、過敏性腸炎、食道炎、膵炎、虫垂炎(盲腸と言われているやつです)の初期などが、全部みぞおちの痛みに関連してきます。

これらの鑑別診断にはみなさんの協力が不可欠です。
●吐き気や嘔吐、下痢はある?
●食べたり飲んだりしてからどれくらいしてから痛みが強くなったか。直後?30分後くらい?2時間後くらい?
●便の色はどうでしたか?薄い色?赤い血が混じっていた?黒っぽかった?
●便が出て、痛みは楽になった?それとも変わらない?
●歩いていても響くような痛みはある?
●一番痛い場所や範囲は変化してきている?変わっていない?
●みぞおち以外に痛みを感じる場所はある?
こんな情報が、どの病気が隠されているのかを見つける重要なヒントになります。

診察の時にはこれ以外にもいろいろ質問したり、わざと痛がることをしたりすることもありますが、どうか赦してください。


胸がドキドキ(動悸が)する

走ったり、好きな人や怖い人を目の前にしたときに胸がドキドキした、なんて経験をしたことは誰にでもあると思います。

脳や肝臓、腸などの全身の臓器が「もっと酸素を送ってくれ!」ってなるから、心臓が頑張って血液をたくさん送り出そうとして、動悸を感じるわけです。

正常な状態の動悸であれば、何の心配もいりません。
しかし、様々な疾患が原因となる場合がありますので、ほったらかしにはしない方がいいです。

代表的な原因としては、不整脈、脱水、甲状腺機能亢進症、糖尿病、貧血、更年期障害、精神疾患などがあります。どこに原因があるのかによって治療も変わりますし、様子を見てよいものかどうかも両極端です。

当院では採血検査やレントゲン、心電図だけでなく、必要な際には超音波検査によっても心臓・甲状腺などの状態を調べていきます。

動悸から重大な原因が発見されることもありますので、ご自分で様子を見ると決断するのはあまりお勧めできません。
脱水など、夏は気にする方も多いですが、冬であっても脱水になることはありますし、特に子供や高齢者は命に関わることもあります。

あなたの胸のドキドキは、ほおっておいてよいものですか?是非、信頼する主治医とよく相談してください。


喉が痛い

皆さんは風邪をひくとき、咳が出やすい人もいれば、喉からやられることが多い人もいると思います。細菌やウイルスが口や鼻から入ってきて悪さをしているから、症状が出るんですね。喉が痛い場合、扁桃腺が炎症を起こしている場合が多いです。

風邪はそのうち治ると思っている方が多いと思いますが、喉の痛みで怖いものがありますので、注意しなければいけません。

急性喉頭蓋炎という病気です。
扁桃腺の奥の、胃に続く食道と肺に続く気管が分かれるところに喉頭蓋という部分があります。食べ物や飲み物を飲み込むときに肺に入らない様に蓋をする部分です。ここに細菌による強い炎症が起きてしまうと非常に怖いのです。重症になると気道をすっぽりと塞いでしまい、肺まで空気が入らなくなってしまうこともあるのです。しかも、急激に24時間以内に悪化してしまうとも言われているんです。

検査は採血検査やレントゲン検査だけではなく、細い内視鏡を使用して直接喉頭蓋を確認します。
当院では可能な限り鼻か口から非常に細い内視鏡を使用して確認するようにしております。

気になる方は、診察時に直接医師に聞いて下さいね。


慢性疲労症候群

どうにも魅力的な病名ですが、これは、突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、それ以降疲労感と、微熱、頭痛、脱力感、抑うつ等の精神神経症状などが続き、健全に生活ができなくなってしまうという病気です。
やる気がでない病とかとは異なります。

正式な診断名はME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)といいます。
診断には採血・心電図・レントゲン検査の他、尿と便の検査も必要になります。
心臓や甲状腺などの機能の変化によって同様の症状が出る場合もありますので、そちらも調べていく方が良いと思います。

1.強い倦怠感を伴う日常活動能力の低下*
2.活動後の強い疲労・倦怠感**
3.睡眠障害、熟睡感のない睡眠
4.下記の(ア)または(イ)
  (ア)認知機能の障害
  (イ)起立性調節障害
上記の症状が6カ月以上持続したり再発したりし、休息しても改善せず、全身倦怠感のため月に数日は社会生活ができず休息が必要で、他の疾患が除外できる際に、ME/CFSの診断が可能です。

はっきりと、この検査でこうだからとは、まだ現段階では判明しておりません。それゆえ、保険で治療することは出来ません。
当院ではME/CFSの治療として有用性が期待されているカルニチンを自費診療にて取り扱っております。

この他、漢方薬や抗うつ薬でも有用性は期待されておりますが、筋痛性脳脊髄炎という名前の様に、ME/CFSの患者の脳(中脳や視床)に炎症が起こることが分かってきているため、施行後に効果がない際には無理に治療を継続せず、ME/CFS和温療法を行っている施設(関東では東京医大・聖マリアンナ医大・独協医大のみ)への紹介も考慮致します。

どうにも疲れが取れない場合など、受診をためらわずにご相談ください。


下痢がひどい・続いている

下痢は、通常の便よりも水分が増えた状態です。
1.胃腸から体の外に捨てたい何か悪いもの(菌やウイルスなど)がある場合
2.体から水分を捨てたくないのに、下痢になって水分が出て行ってしまう場合。
3.その他
に、ざっくりと分類できます。
1は、急性下痢症が多く、細菌性のものとウイルス性のものが多いです。細菌性の場合は抗生物質の内服が必要となります。
2は、慢性下痢症(3週間以上続く)が多く、ストレスによるものの他、甲状腺の疾患や、糖尿病、腸の疾患が隠れていることもあります。受診し、検査もした方が良いでしょう。
3は、特に見逃しがちになる薬剤性の下痢を挙げておきます。処方された抗生物質が原因の場合がありますので、受診した際には医師に必ず伝える様にしてください。

実は、下痢症は世界で子供の死因の第2位です。これは、下痢による脱水とカリウムなどの電解質バランス異常が主な原因と考えられています。ゆえに、下痢の時には水分と塩分の摂取が重要になります。
嘔吐もしていて、飲んでも吐いてしまう場合は、脱水傾向がさらに強くなってしまうこともあります。そんな時には点滴で水分補給が必要な場合もあります。なるべく早い時間帯に受診をおすすめします。(点滴はおよそ1時間以上かかります。夕方の遅い時間ですと必要量の点滴ができない場合もありますので、なるべく早く受診しましょう。)

下痢だけでなく、
●発熱している。
●吐き気も続いている。
●水分がとれない。
●下痢に血が混じっている。
●動悸がする、脈が速い、めまいがある。
●腹痛がひどい
などの症状がある際には、早めにご相談ください。

当院では、下痢症の場合は診察の他、採血(炎症の強さはその場で結果が出ます)はほぼ全例で行います。場合によっては、ご自宅で便の検査をしていただくこともあります。
また、本来は下痢止めは良くないとされておりますが、お仕事(数時間トイレに行けない)や行事(試験など)など、どうしても下痢を止めることを希望された場合には下痢止めも処方する方針です。ご相談ください。


下痢や便秘を繰り返している

排便は生きていくうえで非常に重要なことで、避けて通れません。出来れば排便に悩みは感じたくないでしょうが、最近悩んでいる人は多いです。特に女性が増加しています。

●便秘になったり、下痢になったりする。
●排便しても、いまひとつすっきりしない。
●ガスがたまりやすい。
●緊張すると(電車の中、試験中、会議中など)便意がでてくる。
など、当てはまりますか?

内視鏡検査を含めていろいろ検査しても原因がはっきりしないものに、過敏性腸症候群、機能性腹痛症候群、機能性腹部膨満、非特異性機能性腸疾患、機能性ディスペプシア、自律神経失調症などがあります。

最近よく目にしますが、ネットで漢方を薦めていたり、サプリメントで体の中から治そうとしたり、ストレス軽減のために云々・・・。
ひどいものでは、薬局で相談料を払い、漢方薬を飲ませるなんてところもあるようです。(医師の診断の上で漢方薬も内服したほうが良いと思います。)

確かに、心因的な原因によって症状が増悪することは非常に多いですが、この症状に重大な病気が隠れていないか、常に頭を使うのがあなたの主治医なんです。

医師に、命に関わらないからほっとけばいいという様な冷たいことを言われたという患者さんの声もよく耳にしますが、当院では辛い症状を少しでも軽減できるように、可能な限り協力していきたいので、是非ご相談ください。


おなかや足がムズムズする

繰り返す膀胱炎や、むずむず脚症候群などの相談も多いです。
院内での迅速検査も組み合わせながら、検査・治療を進めていきます。


血糖値やHbA1cがなかなか下がらない

様々なきっかけで糖尿病の治療をされている方も多く診察しておりますが、思ったように治療がうまくいっていない方も非常に多くみかけます。

糖尿病はこうした方が良い、この薬よりもこっちの方が良いことが判明した等、どんどん最新の知見が更新されている分野の一つです。

きちんと検査した上で、日常生活と治療をうまく組み合わせていくことで大幅に改善する方もいらっしゃいます。現在の治療のままでよいのかどうか検討してみたい方は一度ご相談ください。


喘息や花粉症のコントロールに悩んでいる

治療しているが症状をもう少し抑えたい、治療すべきかどうか悩んでいる等の際にはご相談ください。診察と必要な検査を行い、適切な薬剤の選択と使用によって多くの方の症状は軽減すると思われます。

当院では、喘息の方に対しても、アレルギー検査をおすすめしております。検査結果によって、効果がある薬剤が変わってくる場合があるためです。

花粉症などに代表されるアレルギーに対しても、薬剤の選択によっても症状は変わりますし、舌下免疫療法や注射治療も必要な際には施行することでも効果が変わってきます。

呼吸器の入り口部分である耳鼻科領域の診察と治療が必要な際には、当院が信頼する耳鼻咽喉科へ紹介いたします。


血圧のコントロールに悩んでいる

現在の治療のままでよいかどうか、治療を開始した方が良いかどうか等、まずはご相談ください。
現在治療中の方も、かかりつけ医のもとで定期的な検査をしながら薬剤の調整をしていると思います。

しかしながら、当院が血圧のコントロールに必要だと考えている検査をきちんと施行しているケースは非常に少ないです。

中には、聴診器を使ってもらったことがないという方もいらっしゃいますが、当院では聴診も診察するうえでは非常に重要と考えています。毎年の健診で十分とは考えておりません。
また、症状によって内服薬も使い分けるべきと考えております。

血圧は生活に直結するものの一つです。是非、信頼する主治医もしくは当院にご相談ください。
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